「dアニメストア for Prime Video」って何?「dアニメストア」との違いをしっかり解説

フクノリ

近年、アニメの人気は国内外でますます高まっており、動画配信サービス(VOD)で手軽に楽しむのが当たり前になってきています。
動画配信サービスは数が多く、各社が様々な特徴や強みを持ってサービスを提供されていますが、その中でも「アニメを観たい」という目的の人に向けて完全にアニメ作品に特化した動画配信サービスが「dアニメストア」です。

この「dアニメストア」には、Amazonプライムビデオ上で利用できる「dアニメストア for Prime Video」というチャンネルもあるのをご存じですか。
「dアニメストアfor Prime Video」というのは名前は見るけど、よく分かってはいない。二つは何が違うの?どっちを選ぶべき?という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

名前が似ているので混乱しやすい

そこでこの記事では、アニメ完全特化の動画配信サービスである「dアニメストア」と、Amazon Prime Video内で提供される「dアニメストア for Prime Video」の二つのサービスの違いを比較して説明していきます。
それぞれの基本的な情報や特徴、メリット・デメリットを詳しく解説するので、あなたの視聴スタイルやニーズに合った最適なサービスを見つける一助にしてください!

「dアニメストア」とは?基本情報を簡単に紹介

まず、「dアニメストア」の基本情報を確認しておきましょう。
「dアニメストア」は、株式会社NTTドコモと株式会社KADOKAWA が出資する株式会社ドコモ・アニメストアが運営する、アニメに完全特化した動画配信サービスです。
その最大の魅力は、なんといってもアニメ作品の圧倒的な作品数!
最新の話題作から懐かしの名作まで、6,000作品以上という膨大なラインナップを誇り、アニメ作品の動画配信サービスとしての充実度は業界トップクラスです。
更に、これだけの強みを持っていながら、月額の利用料金は驚きの550円(税込)と非常にリーズナブルです。

550円で6000を超えるアニメ作品を好きなだけ見放題!!

「dアニメストア」の魅力は作品数だけではありません。
アニメ作品以外にも、声優が出演するバラエティ番組や2.5次元舞台の映像、アニメソングのミュージッククリップなど、アニメファンなら見逃せないdアニメストア独自のコンテンツまで充実しています。
関連グッズのオンラインストアも併設されており、まさにアニメファンのための総合プラットフォームと言えるでしょう。

アニメ関連グッズの販売もある

この「アニメ専門」という立ち位置は、「dアニメストア」をより理解し楽しむ上で非常に重要な点といえます。
なぜなら、「dアニメストア」は単にアニメ作品が多いだけでなく、アニメカルチャー全体を深く楽しむための機能やコンテンツが揃っているという点こそが、他社の動画配信サービスとの違いであり、多くの熱心なアニメファンに支持されている理由だからです。
月額550円でこれだけの専門性と作品数を提供しているのは、アニメ視聴をメインとしたい方にとって極めて高いコストパフォーマンスを実現していると言えるでしょう。

dアニメストアの詳細は別記事でも紹介していますので、是非併せてご覧ください。

こちらも併せてどうぞ
dアニメストアの魅力を徹底解説!アニメ特化の強み【2025年最新】
dアニメストアの魅力を徹底解説!アニメ特化の強み【2025年最新】
■dアニメストアの概要
項目内容
サービス名dアニメストア
運営会社株式会社ドコモ・アニメストア(NTTドコモ60%、KADOKAWA40%出資)
サービス開始2012年7月3日
月額料金550円(税込)※アプリ経由での登録は650円(税込)
無料体験期間初回31日間無料(ブラウザからの登録時)
見放題作品数6,000作品以上(アニメ、アニソンライブ、2.5次元舞台など)
対応デバイススマートフォン(iOS/Android)、タブレット、PC、Fire TV、Android TV、Chromecast、PS4など
画質フルHD、HD、SD(作品により異なる)
再生機能オープニングスキップ、倍速再生(0.5~2.0倍)など
ダウンロード可能(オフライン視聴対応)
同時視聴不可(1アカウント1デバイス)
支払い方法クレジットカード、キャリア決済(ドコモ払い)、アプリ経由の場合は各ストア決済(Apple ID、Google Play、PayPayなど)
主な配信ジャンルアニメ全般、アニソンライブ、2.5次元舞台、声優番組など
その他サービスレンタル作品(劇場版アニメなど)、電子書籍(コミック・ノベル)、アニメ関連グッズ販売

「dアニメストア for Prime Video」とは?Amazonプライムとの関係を解説

「dアニメストア for Prime Video」とはどのようなサービスなのでしょうか。
ここからは「dアニメストアfor Prime Video」について紹介していきましょう。
両者は名前が似ているため混同されやすいのですが、「dアニメストアfor Prime Video」は「dアニメストア」本体とは異なるサービスです。
ただし、それ単体で独立して提供されるサービスということでもなく、Amazon Prime Video内で提供されている有料チャンネルの一つです 。

Amazonプライムビデオの専門チャンネル

動画配信サービスの一つである「Amazon プライムビデオ」は、Amazonプライム会員に入会することで利用出来ますが、この状態で見放題として提供される動画作品は「Amazonプライムビデオ」の作品に限定されます。

実はAmazonプライムビデオとしての動画作品以外にも、映画専門チャンネルやスポーツ専門チャンネルなど様々な追加チャンネルが提供されており、これらのサービスは個別に登録することで、その専門チャンネルで提供される動画作品が見放題ラインナップに加わる、というイメージです。
「dアニメストア for Prime Video」もその一つという位置づけですね。

Amazonプライムの会員料金(月額 600 円または年額 5,900 円)に追加料金を払って視聴する、いわば“外部サブスク”といえる専門チャンネルですが、70を超えるほどのチャンネルが提供されており、そのジャンルも映画・ドラマ系からスポーツ、アニメ、音楽、趣味実用まで多彩です。

Amazonプライムビデオ専門チャンネル

参考までにAmazonプライムビデオの専門チャンネルを表でまとめてみました。

ジャンルチャンネル名月額(税込)
アニメ・キッズdアニメストア for Prime Video550円
アニメタイムズ437円
東映アニメチャンネル350円
マイ★ヒーロー499円
キッズステーション・オンデマンド217円
NHKこどもパーク397円
しまじろうとあそぼ380円
ラフ&ピースマザー セレクト260円
映画・ドラマ(国内)東映オンデマンド499円
東宝名画座390円
プラス松竹330円
シネマコレクション by KADOKAWA396円
日本映画NET330円
日本統一チャンネル440円
時代劇専門チャンネルNET550円
映画・ドラマ(海外/総合)Apple TV+900円
Paramount+770円
MGM+500円
スターチャンネルEX –DRAMA & CLASSICS–990円
kino films+480円
マイシアタープラス385円
インディーズフィルム by Rialto490円
アジア・韓流ドラマアジアドラマチャンネル880円
アジアPremium880円
韓国ドラマ・エンタメ Channel K550円
エンタメ・アジア660円
チャンネルアジア650円
bloome+660円
KBSワールドプラス795円
バラエティ/テレビ局系FODチャンネル for Prime Video976円
NHKオンデマンド990円
TELASA for Prime Video990円
Leminoセレクト550円
カンテレドーガCHANNEL356円
ABCオンデマンド399円
MBS動画イズム Select280円
読売テレビチャンネル350円
中京テレビセレクト!380円
VパラTVプラス499円
NECOプラス459円
FANYチャンネル セレクト407円
ファミ劇Neoプラス539円
ホラー・怪談・バラエティ by エンタメ~テレ550円
よしもと劇場プレミアム1,500円
スポーツDAZN4,200円
WOWSPO1,980円
J SPORTS2,178円
MLB.tv4,220円
サッカーLIVEライト2,350円
ブンデスリーガ LIVE980円
ゴルフネットワークプラス1,650円
新日本プロレスWORLD1,620円
バスケットLIVE300円
Tリーグ TV198円
音楽・舞台Music K550円
スペシャオンデマンド770円
タカラヅカ・オン・デマンド プレミアム1,650円
ダンスチャンネル オンデマンド387円
Qello Concerts by Stingray490円
ミュージック・エア SELECT298円
ニュース・ドキュメンタリーBBCニュース792円
日経CNBCプラス990円
HISTORY330円
テレ東BIZ SELECT990円
趣味・カルチャー釣りビジョン VOD1,320円
Channel恐怖550円
鉄道チャンネル660円
yoga esse550円
セントラルスポーツ・フィットネスチャンネル440円
※Amazonの専門チャンネルは随時追加・終了・料金変更があるため、記載の情報については、契約前に必ず公式ページで確認してください。

dアニメストア for Prime Videoを視聴するには

「dアニメストアfor Prime Video」を利用するには、まずAmazonプライム会員である必要があります。

Amazonプライムビデオのサービスの中にある「専門チャンネル」の一つなので、Amazonプライムビデオの会員(Amazonプライム会員)である必要がありますね

Amazonプライムビデオの登録はこちらをご参照ください
Amazonプライムビデオの登録方法
Amazonプライムビデオの登録方法


Amazonプライム会員の会費は月額600円(税込)または年額5,900円(税込)です。
その上に、追加で「dアニメストア for Prime Video」チャンネルの料金として月額550円(税込)が必要になります。
つまり、Amazonプライム会員にも加入していない人が「「dアニメストア for Prime Video」を利用する場合は、実質的な月額料金は最低でも1,150円(税込)必要となります。

Amazonプライムビデオの公式サイト上で、「dアニメストア for Prime Video」チャンネルを選択して登録することで、「dアニメストア」で提供されている見放題アニメ作品の一部を、Amazon Prime Videoのプラットフォームを通じて視聴できるようになります。

様々な専門チャンネルが揃うAmazonプライムビデオ

「dアニメストアfor Prime Video」の注意点

非常に魅力的なサービスですが、注意すべきなのは、「dアニメストアfor prime video」で視聴出来るのは、あくまで本体である「dアニメストア」の見放題作品の中の一部のみ、という点です。
dアニメストア本体の全ての作品が観られるわけではありません。
「dアニメストア for Prime Video」は、dアニメストアの全サービスがAmazon上で利用できるようになったものではなくAmazonという大きなプラットフォーム上で、dアニメストアのコンテンツの一部を視聴できる、いわば「出張所」のようなイメージでしょうか。

提供されるサービス内容や料金体系がdアニメストア本体と異なる、ということを確実に認識しておくようにしましょう!

【徹底比較】dアニメストア vs dアニメストア for Prime Video 違いを一覧表でチェック!

「dアニメストア」と「dアニメストア for Prime Video」の基本的な仕組みについてご紹介したところで、ここからは具体的な項目ごとに、両サービスを更に詳しく比較していきます。
項目ごとに表でまとめましたので、どちらが自分の視聴スタイルに合っているか、じっくり見極めていきましょう。

項目dアニメストア (本体)dアニメストア for Prime Video
月額料金(税込)550円 (Web登録)
※アプリ登録は650円の場合あり
550円 + 別途Amazonプライム会費必須
(月額600円 or 年額5,900円)
⇒実質1,150円~
アニメ作品数6,000作品以上 作品数非公開
(推定約1,400~4,000作品、本体より少ない)
画質最低/低/中(SD)、高(HD)、最高(フルHD)。一部フルHD以上対応。
フルHD対応作品は限定
SD、HD、フルHD、一部4K対応
(Amazon Prime Videoのプラットフォーム依存)
ダウンロード機能アプリ内無制限 (端末容量次第)。
PCでのダウンロードは不可
25作品まで
(Prime Video全体の制限、他の専門チャンネルと上限共有)
同時視聴不可
(公式には1台のみ。ダウンロード作品のオフライン再生で疑似的同時視聴は可能)
最大3台まで
(同一作品は2台まで。Amazon Prime Videoの仕様)
支払い方法クレジットカード,
d払い (ドコモキャリア決済)
クレジットカード
各社キャリア決済
Amazonギフトカード
PayPay
あと払いペイディ等
※Amazon準拠で豊富
無料お試し期間初回31日間 (Web登録)。
アプリから登録だと14日間の場合あり
30日間
再生機能OPスキップあり
倍速再生 (x1.25, x1.5, x2.0)
早送り/戻し (10秒単位など)
OPスキップあり
早送り/戻し (10秒単位など)
(Prime Video標準機能に依存)
対応デバイススマホ, タブレット, PC, Fire TV, Android TV, Chromecast, PS4®/5, popIn Aladdin等 Amazon Prime Video対応全デバイス
(スマホ, タブレット, PC, Fire TV, スマートTV, ゲーム機等多数)
独自コンテンツ・特典グッズ販売, 声優番組・イベント, 2.5次元舞台, アニソン, 先行・独占配信多し Prime Video内他ジャンル作品も視聴可(プライム会員特典), Amazonポイント利用/獲得 。

月額料金は同じだけど・・

表からも分かるように、それぞれ単体だけで月額利用料金を見ると同じ550円です。
しかし、「dアニメストアfor Prime Video」はそもそもAmazonプライム会員に加入することが前提となる為、Amazonプライム会員の費用が別に発生します。
その結果、実質的な負担額は両者で異なってきます。
AmazonプライムやAmazonプライムビデオを元々利用していたという方なら良いですが、そうでないという人にとっては、ここは重要な判断要素の一つといえるでしょう。
dアニメストアfor Prime Videoの作品を視聴したいという目的のみで、Amazonプライム会員に入会しようと考えている人は、しっかり慎重に検討すべきです。

dアニメストアは単体で独立した動画配信サービスです。
Amazonプライムビデオで視聴したい作品があるなど、Amazonプライム会員に加入したいといった理由が別にあるのでない限り、dアニメストアfor Prime Videoのみを目的とした入会はよく考え直してみる方がよいと筆者個人としては思います。
dアニメストアfor Prime Videoのみに興味があるのであれば、dアニメストア本体の動画配信サービスを検討するのがよいでしょう。

位置づけが異なるので、金額だけで比較することは出来ない

最も大きな違いは作品数

見放題作品のラインナップ数においても両者は異なっています。
見放題作品の数は正式に公開されてはいませんが、著者の印象や、Webの様々な情報等を確認していったうえで、dアニメストア本体の方が作品数としては多いようです。

「dアニメストアfor Prime Video」でも人気の作品などはしっかり押さえられているものの、より深く幅広く様々なアニメを楽しみたい方にとっては、やはりdアニメストア本体のラインナップの豊富さが魅力となるでしょう。
特に、少しマニアックな作品や過去の名作を探しているといった場合は、dアニメストア本体のラインナップでしか見つからない作品も多いはずです。

但し、これはあくまでも両サービス単体のみで比較した場合の話です。
実際には、「dアニメストアfor Prime Video」に加入するということは、Amazonプライムビデオで提供される見放題作品ラインナップも視聴可能ということになるので、見放題作品の数だけで比較するのは少し難しいかもしれません。
正確な数は公開されていませんが、Amazonプライムビデオの見放題作品ラインナップの中におけるアニメ作品の数は1,000作品には満たない程度、という情報もあります。
両方を足せば、dアニメストア本体の見放題作品数には届かないでしょうが、かなりのラインナップ数になります。
更に言えば、Amazonプライムビデオの専門チャンネルには「dアニメストアfor Prime Video」以外にもアニメ作品の専門チャンネルがあるので、これらをうまく組み合わせることで、より需要をピンポイントで満たしてくれるラインナップを揃えることも可能かもしれませんね。

機能面や画質などの違い

機能面でも、dアニメストアと「dアニメストア for Prime Video」には細かな違いが見られます。

視聴環境

dアニメストアには、アニメ視聴に最適化されたオープニングスキップ機能や、多くの作品で利用できるダウンロード機能(※制限あり)があります。
複数のエピソードを連続視聴(イッキ見)したいユーザーにとって、非常に快適で便利な機能と言えるでしょう。

一方、「dアニメストア for Prime Video」では、視聴環境がAmazon プライムビデオの標準機能に準じます。
「イントロをスキップ」機能やダウンロード機能はありますが、これらはAmazonプライムビデオ側の仕様に基づくものです。
そのため、dアニメストアが提供するアニメ専用のオープニングスキップ機能の挙動や、より細やかな倍速設定といったアニメ特化としての機能ではありません。
機能自体が大きく変わるわけではないですし、感じ方は個人差もあるので、実際に使ってみて自分好みかどうか判断するのがベストでしょう。

同時視聴

同時視聴の可否も大きな違いです。
dアニメストアでは原則として1アカウントにつき1台のデバイスでのみ視聴が可能で、同時視聴はできません。
対して、「dアニメストア for Prime Video」はAmazon プライムビデオのルールが適用されるため、異なる作品であれば最大3台、同じ作品であれば最大2台まで同時に視聴できます。
家族でアカウントを共有して利用する人にとっては、「dアニメストア for Prime Video」の同時視聴可能という点は有力な選択肢ですね。

画質

画質に関しては、「dアニメストア for Prime Video」はAmazonの安定した配信インフラを利用できる為、多くの作品をフルHD(1080p)で視聴可能です。
更に、Amazon プライムビデオの見放題作品は一部4K作品にも対応していますが、「dアニメストアfor Prime Video」で配信されるアニメ作品の4K対応は配信されるアニメ作品毎に対応状況が異なります。
一方で、dアニメストア本体も多くの作品がフルHDに対応しており高画質で楽しめますが、現状では4K配信には対応していません。

「dアニメストア」と「dアニメストアfor Prime Video」のメリット・デメリット

ここまでの紹介を踏まえて、「dアニメストア」(本体)と「dアニメストアfor Prime Video」それぞれのメリットとデメリットを整理してみました。

dアニメストアのメリット

  1. 圧倒的なアニメ作品数と充実のラインナップ
    約6,000作品以上というアニメ作品のラインナップの豊富さは最大の強みといえます。
    テレビ放送中の新作アニメの先行配信や、dアニメストアでしか見られない独占配信作品も多く、話題作をいち早くチェックしたいアニメファンにはたまりません。
  2. アニメ視聴を快適にする便利な再生機能
    アニメの快適な視聴に特化した様々な便利機能が備わっており、例えば「オープニングスキップ機能」など、多くの機能がユーザーから好評価を受けています。
    連続したエピソードの視聴が多いアニメ作品において、ちょっとした待ち時間の短縮も、積み重なれば総じてスムーズに物語に集中できることに繋がります。
    1.25倍、1.5倍、2.0倍といった「倍速再生」にも対応しており、時間がない時などに効率的にアニメを楽しむという方法も選べます。
  3. オフラインでも快適!便利なダウンロード機能
    スマートフォンやタブレットの専用アプリを使えば、多くの作品を端末にダウンロードして楽しめます。
    (※一部の作品はダウンロード対象外、またはダウンロード回数に制限が設けられている場合があり、保存可能な容量はご利用の端末のストレージに依存します)
    一度ダウンロードしておけば、通勤・通学中の地下鉄や、Wi-Fi環境がない外出先でも、通信量を気にすることなく、好きなだけアニメの世界に浸れます。
    長時間の移動や、ちょっとした空き時間も、充実したアニメ視聴の時間に変わります。
  4. 優れたコストパフォーマンス
    アニメ作品の視聴を動画配信サービスの中心に据えるという方にとって、月額550円(※公式Webサイトから入会した場合の金額。App StoreやGoogle Playストア経由の場合は料金が異なります。)で膨大な作品数と便利な機能を利用できるdアニメストアは、まさに破格のサービスと言えるでしょう。
    新作アニメのカバー率も高く、話題作から懐かしの名作まで、この価格で思う存分楽しめるのは大きな魅力です。
  5. 独自の関連コンテンツが豊富
    dアニメストアの魅力は、アニメ作品の配信だけに留まりません。
    人気の2.5次元ミュージカルや舞台の映像、ここでしか見られない人気声優のオリジナル番組や貴重なイベント映像、さらには心躍るアニメソングのミュージックビデオまで、幅広く楽しむことができます。
    アニメ関連グッズの購入も可能で、作品への愛をさまざまな形で深められますよ。
    アニメという共通項を通じて、多角的にエンターテイメントを体験できるのは、dアニメストアならではの大きな強みです。

dアニメストアのデメリット

  1. dアカウントの作成が必要
    サービスの利用にあたっては、ドコモが提供する「dアカウント」の作成が必要となります。
    ドコモユーザーの方であれば既にお持ちの場合も多いと思いますが、そうでない方にとっては、サービス利用開始にあたり新たにアカウントを作成するという一手間が発生します。
    多くのオンラインサービスを利用しており、アカウント管理をできるだけシンプルにしたいと考えている方にとっては、多少なり煩わしさを感じられるかもしれません。
    ただ、dポイントは様々なサービスで使用することが出来るので、1つ作成しておいても損はないでしょう。
  2. 複数端末での同時視聴が不可
    基本的に1つのアカウントで同時に動画を再生できるのは1台のデバイスのみです。
    そのため、ご家族がそれぞれ別々の端末で同時に異なるアニメ作品を視聴したいといった場合には利用が出来ず、この点についてはやや不便さを感じるかもしれません。
  3. 支払い方法がやや限定的
    主な支払い方法はクレジットカード、またはドコモユーザー向けのd払い(キャリア決済)となります。
    これら以外の支払い方法(例えば、他のキャリア決済やプリペイドカード、電子マネーなど)を利用したい方にとっては、選択肢が少ないと感じられるかも・・。
  4. 画質はSD/HDが中心で、フルHD対応作品は限定的
    最高画質はフルHD(1080p)なのも、気になる人には気になるかもしれません。
    多くの作品がフルHDで楽しめますが、一部の作品はHD画質やSD画質での配信となる場合もあります。
    また、4K画質にも対応していません。
    「dアニメストア for Prime Video」が、一部4K対応の作品もあることや、常に最高の画質を大画面テレビで追求したい方にとっては、少し寂しいかもですね。 
  5. 登録経路にご注意!アプリ経由だと割高になることも
    欠点とも違うかもしれませんが、新規の会員登録の方法に注意が必要です。
    Webブラウザからdアニメストア公式サイト経由で会員登録すれば月額550円(税込)で、31日間の無料お試し期間が適用されます。
    ところが、App StoreやGoogle Playのdアニメストア公式アプリから会員登録の手続きを行うと、月額料金が650円(税込)となり、無料期間も14日間に短縮されてしまいます。
    なかなか見過ごせない差ですので、特別な理由がない限り、dアニメストア公式のWebサイトから登録することを強くおすすめします。

「dアニメストア」は、まさにアニメファンのためのサービスと言えるでしょう。
作品の量と質、アニメ視聴を快適にするための機能、そしてアニメ文化全体を楽しめる独自のコンテンツ群は、アニメを深く愛するユーザーの期待に応えるものです。
一方で、登録方法の違いによる料金差など、知らずに損をしてしまうポイントもあるので注意が必要ですね。

「dアニメストア for Prime Video」のメリット

続いて、「dアニメストア for Prime Video」のメリットとデメリットを見ていきましょう。こちらはAmazon Prime Videoという大きなプラットフォーム上で提供されることによる特徴が色濃く出ています。

  1. Amazon Prime Videoの安定したプラットフォームで快適視聴
    Amazonが提供する堅牢な配信技術により、安定した視聴環境でアニメ作品を楽しめます。
    画質面においても、多くの作品をフルHDの高画質で視聴できるのはもちろん、Amazonプライムビデオの視聴環境下に準拠する為、一部のアニメ作品は4Kで配信されている場合もあります。(※作品によります)
    非常に高精細な映像でアニメの世界に心行くまで没入できますよ。
  2. 支払い方法の多様性
    支払い方法はAmazonのシステムに準拠しているため、クレジットカードはもちろん、主要携帯キャリア各社の決済サービス、Amazonギフトカード、PayPay、あと払い(ペイディ)など、非常に多彩な選択肢から選べます。
    普段からAmazonでお買い物をされている方なら、なおのこと、使い慣れた方法で簡単かつ安心して支払いを済ませられるでしょう。
  3. 複数端末での同時視聴が可能
    1つのアカウントで、最大3台のデバイスで同時に異なる作品を視聴することが可能です。
    同じ作品を同時に視聴する場合も、2台のデバイスまでであれば可能です。
    ご家族皆でアカウントを共有することで、それぞれが自分の好きなアニメを好きなタイミングで気兼ねなく楽しむことができるのは大きなメリットといえます。
  4. Amazonプライム会員特典との連携
    すでにAmazonプライム会員の方に限った話にはなりますが、通常のプライム特典(Prime Videoの映画・ドラマ・オリジナル作品の視聴、Prime Music、Prime Readingなど)はそのままに、月額550円(税込)の追加だけで見放題のアニメ作品のラインナップを大幅に拡充することができます。
    動画配信サービスを切り替えるといった作業もなく、利用しているAmazonプライムビデオのアプリやサービス内でそのままシームレスに楽しめるので、アニメの視聴時間がより便利で一層豊かなものになります。
  5. 登録も管理も手軽で簡単
    こちらも既にAmazonアカウントをお持ちの方に限られますが、新たにdアカウントを作成したり、個人情報を別途登録したりする必要がありません。
    使い慣れたAmazonアカウントを通じて、Amazonプライムビデオのチャンネルの一つとして簡単に追加登録ができるうえに、視聴履歴やお気に入りなどの管理も同サービス内で行えます。
  6. 対応デバイスの豊富さ
    Amazonプライムビデオのアプリは、スマートフォン、タブレット、パソコンはもちろん、Fire TVシリーズ、Apple TV、Chromecast、各種スマートテレビ、PlayStationやXboxといったゲーム機など、非常に幅広いデバイスに対応しています。
    ご自宅のリビングの大画面テレビから、外出先のモバイル端末まで、場所や環境を選ばずに好きな時にアニメを楽しめますよ。

「dアニメストア for Prime Video」のデメリット

  1. Amazonプライム会員費が別途必要
    「dアニメストア for Prime Video」を利用するには、専門チャンネル料金としての月額550円(税込)に加えて、Amazonプライムの会費(月額プラン600円または年額プラン5,900円・いずれも税込)が別途必要となります。
    主にはアニメ作品の視聴のみを目的としていて、Amazonプライムの他の特典(送料無料、Prime Videoの他の映画・ドラマ、Prime Musicなど)をあまり利用しないという人にとっては、総支払額は割高に感じられるでしょう。
  2. 視聴できるアニメ作品の数がdアニメストア本体より少ない
    これが最大のデメリットと言ってもよいかもしれません。
    dアニメストア本体と比較して、「dアニメストアfor Prime Video」で視聴できるアニメの作品数は少なくなっています。
    特に、ニッチなジャンルの作品や過去のアーカイブ作品などが見放題作品とされていないことがあるため、アニメ作品をとことん網羅したい人や、アニメ作品の中でも幅広いラインナップを期待したい、というユーザーにとっては物足りなさを感じるかもしれません。
  3. ダウンロード本数に制限あり
    Amazonプライムビデオの仕様として、ダウンロードできる作品はアカウント全体で最大25本までという制限があります。
    これは、「dアニメストア for Prime Video」の作品だけでなく、Amazonプライムビデオ上でダウンロードする他の映画やドラマなど全てで共通の上限です。
    dアニメストア本体がダウンロード無制限(※例外あり)なので、多くの作品をダウンロードしておきたいというヘビーユーザーの人にとっては、余計に不便を感じさせられる点といえます。
  4. dアニメストア本体独自の機能や特典は利用不可
    dアニメストア本体で提供されている、アニメ視聴に特化した一部の便利機能(例:より細やかなカスタマイズが可能なオープニングスキップ機能、独自の倍速再生設定など)は利用できません。
    Amazonプライムビデオに標準のイントロスキップ機能が使える場合はありますが、dアニメストア本体のものとは使い勝手が異なります。
    と言っても、このあたりは個人差があるところなので、一概にデメリットとも言えない面はありますが。

    その他にも、dアニメストア本体で展開しているアニメ関連グッズ販売の案内や、声優が出演するオリジナル番組やイベント映像などの配信、特定作品の先行配信といった独自の特典やコンテンツも、「dアニメストアfor Prime Video」では基本的に対象外となります。

「dアニメストア for Prime Video」は、既にAmazon プライムのヘビーユーザーで、Amazonのシステムの中でアニメの視聴もまとめて楽しみたい、というような方にとっては非常にメリットもある魅力的な選択肢となり得ます。
しかし、あくまでも「Amazonプライムビデオの中の一つの追加チャンネル」という位置づけであり、dアニメストア本体が提供しているアニメ専門サービスとしての深さや網羅性、独自機能と全く同一の内容ではありません。
dアニメストア本体そのものがAmazonプライムビデオに組み込まれている、といった誤解をしてしまわないよう、その違いについてはしっかり認識しておくことが大切です。

まとめ

「dアニメストア」と「dアニメストア for Prime Video」という、名前は似ていても特徴の異なる二つのアニメ配信サービスについて、その違いを詳しく比較してみました。
両者は立ち位置が異なる為、単純な比較は出来ないのですが、細部の比較についてはこの記事の中ほどにある比較表を参考にしてみてください。

Amazonプライム会員に加入していない人や、Amazonの様々なサービスを試用する予定がないという方であれば、作品数から機能までアニメ特化で、コストパフォーマンスに優れた「dアニメストア」がおすすめ!といえます。

逆に、すでにAmazonプライム会員に加入しており、家族一緒に利用することやAmazonプライム会員の様々な特典の利便性を重視するなら、「dアニメストア for Prime Video」を検討すると良いでしょう。

この記事が、あなたにとって最適な動画配信サービス選びの一助となることが出来れば幸いです。

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