パスワードの森へようこそ123456password

「最低8桁以上の英数字を1つずつ以上組み合わせてください。大文字と小文字も区別します」

私たちの文明社会でいつの日かこの文章を見なくなる時は果たして来るのだろうか。。

「大昔の人は、右も左もパスワード。あらゆるものに文字を並べたパスワードを設定していました。」

なんて感じに博物館で説明されたり、学校の歴史の授業で生徒に笑われるような未来が来るのか。

いや、少なくとも現時点では全くそんな未来は見えてこない。

銀行もパスワード、ネットに溢れる数多のサービスもパスワード、世にはびこる魅力的な会員制度もパスワード。

携帯電話のロックを解除するのにも、自分のパソコンを開くのにもパスワードを求められる今の世界。

正直文句を言いたくなる瞬間も結構あるけど、さりとてもっと素晴らしい方法や代替案がない以上、あまり声を大にして異をとなえるのも気おくれする。

「最悪のパスワード」なんてワードで、毎年世界中で使われている最も脆弱なパスワードがランキングされているらしい。

内容を見ると、ほぼ毎年、それも日本ではなく世界中で一番使われる最悪なパスワードが「123456」や「password」なのだとか。

パスワードの目的を考えれば、確かにこれらの文字列が脆弱なのは理解に難くない。

でも、私はこの脆弱な文字列を設定する人達を責める気にはなれない。

だって、パスワードは使いまわすなって言われても、覚えておくべきパスワードって今や1個や2個じゃないですから。

一体みんなどうやって管理しているのか聞いてみたい。

パソコンが発展して、インターネットなんて夢のような仕組みまで当たり前になった時代だけど、その結果、昔は想像もしなかった弊害も生まれてきている、ということか。

password地獄は、さながら現代の迷いの森といったところ。

さて、このブログのログインパスワードもいつまで覚えていられることやら。。。

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